介護職員にかかるストレスの理由5つ!! お勧めストレス解消法・対処法 ♪
介護職員がストレスを感じている代表的な5つの理由は?
1.職場の方針
職場の運営方法に不満を持っている人も多いようです。経営サイドから売り上げを伸ばすことを求められたり、介護者に負担の多い無理な企画が多かったりすることもあります。そういった施設長の取り組みに対して不満を持つ人は少なくありません。
2.人手不足
重労働のわりに給料が低いという理由や、日本では超高齢化社会が進んでいることから慢性的な人手不足となっているのが現状です。また、他の職種に比べ離職率も高いため、人が足りない施設も少なくありません。職員が足りないことで一人の負担が多くなり、休みも取りにくくなっているのが現状です。
3.人間関係
やはり、職場の人間関係がストレスの原因になる人が多いようです。少人数でチームを組むため閉鎖的な環境になりやすく、スタッフ同士のコミュニケーションでも問題が生じます。幅広い年代で上下関係があり、経歴が違う人が集まることで価値観の相違もあります。
4.身体的負担
利用者の介護レベルなどによっても異なるものの、介護職員は入浴介助やベッドの移動といった肉体労働や、不規則勤務が強いられます。これを日常的に繰り返すことにより身体的な負担が重なっていき、腰痛などが悪化していくこともあります。
5.利用者の対応
介護職は利用者から感謝の言葉がいただける素晴らしい仕事です。しかし実際には、認知症の利用者からの馬頭雑言、不穏な行動などで、心身ともに疲れてしまうこともあります。また、利用者家族への対応もしなければならず、ストレスをためてしまう介護職員も少なくありません。
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労働基準法を守れていない施設の存在
労働基準法では、毎週少なくとも1回の休日、もしくは4週間で4日の休日を与えなければならないと規定されています。また、原則として1週間40時間、1日8時間という労働時間の制限もあります。人手不足の影響から、これらが守られていない施設も少なくありません。
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無理な残業、休日出勤、夜勤
残業があっても時間外手当がない、夜勤を宿直あつかいにする施設もあります。また、旧両面から考えると夜勤は魅力的ですが、月に10日以上の精神的・肉体的負担は限度を超えてしまうでしょう。他にも、休日出勤を無理強いする施設も少なくありません。
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いじめ・ハラスメント
ブラック介護施設の共通ポイントとして、いじめ・ハラスメントの横行があります。職員同士や施設運営者からはもちろんこと、利用者から被害を受けることもあるでしょう。これらの対策を一切していないからこそ、日常的に行われているのです。
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違法な医療行為を強いる
無資格者である介護職員に対して、医療行為を行わせているケースもあります。たとえば、敵便やインスリン注射などは介護職員が行うことができません。どれだけ人手不足だからとは言っても、無資格者による医療行為は行ってはいけません。
介護現場における
ストレス解消法 & 対処法
生活習慣を整える
人間の身体は生活習慣が乱れていくと、弱くなっていく一方で。そんなときは、規則正しい睡眠と食事で心を整えてあげて下さい。とは言っても、夜勤などで難しい人もいるでしょう。そんな場合は、運動やストレッチをするだけでも大きく違ってきます。
ストレスの原因を考える
介護職はストレスの多い仕事です。そのため、ストレスと向き合っていく必要があります。まずは、ストレスの原因を明確にしてみて下さい。理由不明なストレスは対処のしようがなく、心をむしばみます。原因や対処法を考えて心を安心させてあげましょう。
人に悩みを話す
何か心にモヤモヤすることがあれば、すべて吐いてしまって下さい。仕事仲間に相談することが難しければ、家族や友人に愚痴をこぼすとこも大切です。溜まったストレスは爆発するだけなので、一人で溜め込まないようにしましょう。
価値観の違いを受け入れる
同じ職場で働いていたとしても、価値観は人それぞれです。そこに対してストレスを感じてしまっては、キリがありません。人は人、自分は自分と受け入れることも大切です。価値観の違いは、自分と違う人の介護感を知るいい機会だと考えるようにしましょう。
将来を考える
このまま介護職として、将来的にどうありたいかを考えてみて下さい。たとえば、自分が不満に感じていることがあれば、それを将来に役立てることもできるでしょう。数年後にキャリアアップするためのメリットと不満を照らし合わせることも欠かせません。
職場環境の見直し
もし本当にダメだと感じたら、思い切って職場環境の見直しをしてみて下さい。誰かに相談してみたり、転職してみたりと、方法は一つや二つではありません。我慢するのではなく、限界を感じる前に行動してみることを忘れないようにしましょう。