介護職員初任者研修とヘルパーの違いとは?

2019.11.28掲載
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 「ホームヘルパー2級」は「介護職員初任者研修」に変わりました。

 

介護福祉士は、病気や障がいにより日常生活が不自由な人に対し、食事や排泄、入浴などの介護を行う国家資格です。高齢者や身体障がい者が入所する施設をはじめ、デイサービスなどの通所施設、在宅介護センターなど幅広い分野で活躍が見られます。類似する資格として、在宅介護を専門とするホームヘルパーが知られていますが、それまで介護に関わる研修には「ホームヘルパー2級」「ホームヘルパー1級」「介護職員基礎研修」の3つの研修があったのですが、研修ごとの習得の課程や学習範囲の整理が不十分だったため、どの研修を修得することでどれくらい介護福祉士の取得に近付けるのかが複雑で分かりにくくなっていました。そこで介護福祉士を目指す人が目標を明確化できるように、平成24年度をもって上記の3つの研修が廃止され、代わりに「介護職員初任者研修」と「介護職員実務者研修」の2つの資格が誕生したのです。

「ホームヘルパー2級」と

「介護職員初任者研修」には、

以下のような違いがあります。

・資格の内容

前述の通り、ホームヘルパー2級はおもに「訪問介護」を念頭に置いたものでしたが、介護職員初任者研修は在宅介護と施設介護の両方で役に立つ研修内容となっています。

・受講時間
どちらも修得するために必要な受講時間は同じ130時間ですが、ホームヘルパー2級ではあった施設学習(30時間)が介護職員初任者研修ではなくなり、代わりに実際に介護演習を行なう実技スクーリング時間が42時間から90時間に増えました。

・修了試験
ホームヘルパー2級は全課程を学んで修了でしたが、介護職員初任者研修は、最後に行われる修了試験(筆記試験)に合格しなければなりません。
もちろんこの修了試験は、不合格の場合でも再挑戦をすることができます。

必要な資格の違いは?

ホームヘルパー1級・2級の養成研修は、平成25年3月末に廃止されています(ホームヘルパー3級は平成21年に廃止)、平成25年4月からは、ホームヘルパー2級に相当する「介護職員初任者研修」、1級に相当する「実務者研修」が新設されています。ホームヘルパーとして訪問介護業務に従事したい場合は、最低でも介護職員初任者研修を修了していると良いでしょう。なお、既にホームヘルパー1級・2級の資格を持っている場合は、新たな資格取得の必要はありません。
介護福祉士として介護に従事したい場合は、厚生労働省が指定する介護福祉士養成校を卒業するか、3年以上の介護実務経験および実務者研修を修了した上で、介護福祉士国家試験に合格しなければなりません

仕事内容の違いは?

介護職員初任者研修および実務者研修を修了すれば、訪問・在宅問わず介護の仕事に就くことができます。しかしながら、給与面や社会的な信頼の面から見ても、介護福祉士の資格を取得していた方が断然有利となっています。介護福祉士として5年以上の実務経験があれば、介護支援専門員(ケアマネージャー)の受験資格が得られ、さらなるキャリアアップを目指せます。

同じ介護の仕事でも、ホームヘルパーと介護福祉士では職務内容が異なります。介護職として、よりやりがいを持って働いていくためにも、介護福祉士の資格取得を視野に、勉強をはじめてみてはいかがでしょうか。